バイダラーバードのビルヤーニー名店「Paradise」を20年ぶりに訪問

 

Posted on 26 Aug 2022 21:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

どなたかが「ビルヤーニーは飲み物」とおっしゃっていたのを目にしましたが、まさにそんな感じで一瞬で胃袋に消えてゆきました。



前回は2001年の暮れ、初めてハイダラーバードを観光した時に下町の店舗を訪問した。
今回は滞在地である「ハイテクシティ(Hi-Tech City)」、ガチボウリ(Gachibowli)店にお邪魔した次第である。



 

混雑する時間帯を避け、午後7時前に店に到着したところ、わたしたち以外には家族連れが1組だけで、狙い通りであった。
しかし我々が食事を開始するころになると、続々と近隣で仕事を終えたとおぼしきビジネスピープルなどが入店し、あっという間に3階建ての3Fフロアの7割ほどが埋まっていった。
全館満席になったら、まさに天文学的な量のコメと鶏とスパイスたちが、お客の胃の中に消えてゆくのだろう。

骨付きと骨なし(bone less)で迷い、この日は骨なしを選んだ。
それにしても早い、注文から5~6分で提供だ。
ビルヤーニーは大量に炊いてこそおいしい料理とされているので、当然たっぷり仕込んでいるのだろう。
 


個人的には、熱々のビルヤーニーの入った金属製のポットを直で持っているお兄さんの手は火傷しないのかな、と気になった。
 


なお、わたしにとっての初ハイダラーバーディ・ビルヤーニーは、スィカンダラーバード(Secunderabad)駅前の「Alpha Hotel」だ。



 

こちらの記憶があまりにも鮮明だったため「Paradise」とごっちゃになっていたが、一口、炊き立てのチキン・ダム・ビルヤーニーをいただいて、その容赦ないが、決して不快ではない爽やかな辛さと、フォークでほぐれるチキンの柔らかさに触れると、そんなことはどうでもよくなった。
 


そう、まさに「ruled my senses」であったよ。


我々が訪れた日は、偶然テルグ映画の新作「Liger」の封切り日だったようで、こんな感じの卓上プロモーションやポスターが随所にあった。



 

たしか、あのマイク・タイソン(Mike Tyson)さんも出演しているはずだ。

ASKSiddhi(アスクスィッディ)関連記事:
トリウッドの大スターがムンバイーで大フィーバー Posted on 01 Aug 2022


なおメニュー表では、「Paradise」の歴史やビルヤーニーのおいしさの秘密などを学べるようになっている。
 


食後はもちろんデザートである。
ハイダラーバードと言えば「Double ka Meetha」。
これはポルトガル伝来のパオ(pav、パン)のことを、地元の人々は「double roti」と呼ぶことに由来する。
いわゆるパンプディングである。
 


いつか食べてみたかった、ほのかなローズシロップの香る、優しい甘さの温かなスイーツをほおばり、感無量だった。
誕生秘話は諸説あるが、ニザムかナワブかのムガール皇帝が、料理人に作らせたとかいう話を目にしたことがある。
 


あれだけ山盛りのビルヤーニーも、デザートも、あっという間に平らげて、お腹も心も、そしてお財布も満足である。
 


時代のニーズにいち早く反応し、テイクアウト&デリバリー専門カウンターが新設されているのはさすがである。
 


この「I ♡ 〇〇」は、今やプネー各所にも出現している。
「Paradise」、おまえもか。

なお、「Paradise」に行くと決めてから道中、食事中、帰路でも、ずっと「Coldplay」の「Paradise」が頭の中でエンドレス再生されていたことを申し添えておく。



 

本日最も読まれている記事
1 購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
2 ありがとう、「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」19歳 Posted on 19 Aug 2022
3 インド中華に迷いそうになったら、ハッカヌードル食べ比べはいかが Posted on 26 Oct 2017
4 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
5 意外と知らなかった、あのソープの誕生秘話とロゴの意味 Posted on 19 Jun 2019


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments

Leave a Comment..

Name * Email Id * Comment *
  ↻